ツバメと鈴市のお付き合いの歴史

こんにちは、鈴市商店の鈴木です。今年もツバメさんが鈴市のお店に巣を作り始めました。

今年は右の巣と左の巣どっちを使うのかな?
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ツバメは古くからの常連さん

私の84歳の祖母が19歳の時に嫁に来た時には既にツバメが毎年巣を作りに鈴市に来ていたらしいです。それより昔の事は今ではもうわかりません。

鈴市商店のお店は昭和30年くらいに改装し今の形になりました。今のお店のドアは自動ドアですが、昔のお店は手動の木製の枠のガラス戸でした。そして当時ツバメはお店の外では無く、お店の中に巣を作っていました。昔はツバメの来る時期だけは早起きして、(開店時間よりだいぶ前なので)扉をちょっとだけ開けてといて親ツバメのエサ取りを邪魔しないようにしてました。ちなみに夜は戸を閉めて店内ですごし、鳴く事もなく静かにじっとしてたから特に気にならなかったそうです。ツバメの巣の真下はちょうど土間で汚れても問題ない間取りになってました。

天井のこの辺に巣を作っていたらしい。改装しても天井の梁は同じものをそのまま使っているので、よく見れば巣の跡があるかも?

ツバメが来ると掃除がちょっと大変になります。フンが落ちてしまうんですね。人がいるときは親ツバメもあまり寄ってこないからそんなに注意する必要ないかもしれませんがご来店の際は頭上にお気をつけください。 

今年のフン受け&頭上注意看板はイラスト付きです!

そして始まる生存競争

といった感じで鈴市はツバメと仲良くやってきたし、だんだん大きくなっていく赤ちゃんがとても可愛いので親心というか、もう完全にツバメの味方なのですが、悲しいことに全てのツバメがちゃんと毎年巣立っていく訳ではないのです。カラスがどうにも厄介で巣を壊してツバメの赤ちゃんを食べてしまうんです。人間が寝静まった夜、少し明るくなってきた早朝に襲ってきます。しかもある程度ヒナが大きくなってから襲うという頭の良さ。近くの電線にとまってヒナの様子をじっくり見ているのです。

カラスに襲われて誰もいなくなった無残な姿の巣を親鳥がずっと見てる光景はとても辛いです。昔は店内にいたから安全だったんですが、お店を綺麗に改装したらツバメさんには若干不利になってしまったというわけです。

それと意外に敵が身内いる年もあります。赤ちゃん同士の戦いが起きるんですね。丸い巣の真ん中にいるヒナは餌を貰える確率が高く良く育つのですが端っこのヒナは餌をもらえないことも多く、先に大きく育ったヒナに巣から落とされてしまうことも結構あります。落とされるともう殆どダメなことが多いのです。近くの公園にミミズとか取りに行って餌をあげてたんですが上手く育ってくれません。ただ、時間差はあるけど全員巣立てる年もあります。

上手くいかない年もあるけれど毎年子育ての場所に鈴市を選んでくれるってのはなんとなく嬉しいですね。さて、今年は何匹巣立てるのか。ツバメさん、頑張って!

p.s カラスに巣を壊されない良い方法があったらコメントで教えてください(._.)

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この記事を書いた人

落花生専門店の鈴市は千葉県木更津市にお店を開いて140年以上。
落花生の栽培・製造・販売まで、落花生作りの現場からリアルな一次情報を魅力たっぷりにお届けします!

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