落花生栽培は見て楽しい、食べて美味しい
落花生の名前の由来を知っていますか?
落花生は咲いた「花」が地中に「落ちて」実が「生まれる」から落花生と呼ばれています。可愛い黄色い花は観賞用として楽しめ、子房の元が根のように伸びて土に刺さりと落花生は姿がどんどん変わる見ていて楽しい植物です。収穫後は美味しく食べることもできるし、一部食べるのを我慢して保管すれば来年また育てることもできます。落花生栽培はそんなに難しくなく初心者でも気軽に挑戦できます。正しい栽培方法を元に見て楽しい食べて美味しい落花生作り、あなたも体験してみませんか?
落花生の種のお取り寄せ
落花生の栽培用の種はこちらから購入することができます。
落花生の育て方マニュアル
①畑の準備
種まきの1週間ほど前に、土に肥料をまぜます。化成肥料を使う場合は、チッソ:リン酸:カリが3:10:10のものを畑1㎡あたり100gまぜます。
実をつけるには、石灰が必要です。消石灰(しょうせっかい)または苦土石灰(くどせっかい)を畑1㎡あたり60~100gを肥料と一緒に土に混ぜます。マルチを張る場合は、幅が約90cmのものを使いましょう。(マルチがなくても栽培できます)。幅が70cmの真ん中をやや高くしたベットを作り、マルチを敷いてから、両端に土をかぶせて押さえます。
②種まき
種まきの間隔は、条間(列と列の間)40~50cm、株間(株と株の間)25~30cm
③まく種の数と深さ
1か所に2粒まきます。種と種は2cmくらい離します。深さは3cmで横向きにします。
※落花生の種は、湿気に弱いです。土が湿っていれば水はかけません。
④土をよせる
花が咲いて7~10日ほどしたら、株もとに土をよせます(子房柄が土に入りやすくなります)。
⑤水やり
7月下旬から8月中旬に畑がカラカラになったら、十分に水をかけましょう。
⑥収穫
収穫時期の目安は、花が咲き始めて75~95日後で、品種によって差があります。
品種 | 収穫時期の決め方 (花が咲き始めてからの日数) |
千葉半立 | 95日後 |
中手豊 | 80日後 |
⑦乾燥
掘った落花生は、さやに土がつかないように、逆さまにして1週間ほど乾かします(地干し)。地干しが終わったら、新聞紙の上に広げたり、網袋に入れて風通しの良いところにぶら下げて、ゆっくり乾燥させましょう。
植木鉢で育てよう!
①鉢の大きさ
8号(直径24cm)から10号(直径30cm)の鉢を用意しましょう。
②土の用意
畑の土や園芸用土に腐葉土を1~2割まぜます。肥料は土10ℓあたり、化成肥料(チッソ:リン酸:カリが3:10:10)を10g、消石灰または苦土石灰を5gまぜます。
③種のまき方
2粒を深さ3cmに2cmくらい離してまきます。種は横向きにするか、とがった方を下向きにします。7~10日で芽が出ます。
※落花生の種は、湿気に弱いです。土が湿っていれば水はかけません。
④水やり
水は種まきの後に十分にかけ、発芽までは土の表面が乾き始めたら、軽くかけましょう。発芽した後も、土が完全に乾かないように様子を見ながらかけます。
落花生の成長の様子
落花生栽培マニュアルの印刷
良くあるご質問
※栽培についての個別アドバイスは行っておりません。あらかじめご了承くださいませ。
Q.発芽しません。発芽率を高めるには?
A.発芽しない3つの原因として、落花生の種が傷んでいる、地温が足りない、水のあげ過ぎが考えられます。実を傷つけないように殻は手で易しく剥き適切に保存してください。播種時期は西日本は4月下旬~5月初旬ごろ、東日本は5月中旬~6月初旬ごろ、地温20度前後を目安にまいてください。また播種後は水やりをし過ぎないように気を付け、雨予報が続く日には種まきを避けるなどしてください。
Q.種を植える前に1日水につけた方が良いですか?
A.落花生の種は湿気に弱いので水にはつけないでください。
Q.発芽後は間引いた方が良いですか?
A.間引かなくても問題ありません。
落花生栽培の関連情報
落花生の種の保存方法
しっかりと乾燥させたら極力空気と湿気に触れないように密封し冷蔵保存が最適。発芽のエネルギーを保持する事ができ、翌年にまた種として活用できます。殻をむくときは中の実を傷つけないように丁寧に剥きましょう。その他、落花生の保存についての詳細はこちら。
生育情報
千葉県ホームページでは落花生などの生育情報を公開。降雨量や日照時間など 今年の気象条件を踏まえて発行される情報誌は今後の栽培方針の参考になります。( 7月~11月頃にかけ 4回ほど発行 。インターネット上で閲覧できます。 )
おおまさりの栽培方法
巨大落花生のおおまさりは栽培方法に少し差があります。こちらの千葉県ホームページでおおまさりの育て方が確認できます。
もっと詳しい落花生栽培の手引(農業従事者向け)
より詳しい落花生栽培の手引はこちらをご確認ください。