郷土博物館に展示されていた『鈴市商店の手ぬぐい』

鈴市商店5代目代表の鈴木です。本日、木更津市郷土博物館「金のすず」さんに伺ってきました。お目当てはこの博物館に収蔵されている、弊社・鈴市商店の手ぬぐい。2010年の春にこの郷土博物館にて行われていた「手ぬぐい -木更津商家の絆-」という企画展で展示されているのを、お花見の帰りにたまたま寄って偶然見つけました。

木更津郷土博物館 金のすず

木更津市郷土博物館 金のすずは、太田山公園の中腹にあります。金鈴塚古墳から出土した国指定重要文化財を主としその他、弥生時代の低湿地遺跡として有名な菅生遺跡からの遺物等を保存・展示しています。

この手ぬぐいは平成20年に寄贈されたそうで、今も木更津郷土博物館金のすずに収蔵されております。ただ、常設展示はしていないそうで今回は事前に申請を行い写真を撮らせていただく事ができました。

黄名粉(きな粉)の文字。

弊社にはこの手ぬぐいは残っておらず展示されているので初めて存在を知りました。いつ作られた物なのかも今ではもう分かりません。現在は落花生専門店となっている鈴市ですが、昔は大豆や米なども扱っておりました。この手ぬぐいにある黄名粉(きな粉)をまだ扱っている時代ということは先代である4代目が子供の頃までの話なので、この手ぬぐいは恐らく1960年代かそれより前に作られた物ではないかと推測しています。

きさらづの語源は古事記の「きみさらず伝説」にあるという説があるほど木更津には歴史があります。その歴史の一端に鈴市が陰ながら存在していたのは何か感慨深いものがありました。

博物館のすぐ横には「きみさらずタワー」。木更津市の市名の由来となっている日本武尊と弟橘媛の愛伝説をモチーフにした建造物。

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