落花生の種植えシーズンが近づいてまいりました!今年落花生の鈴市では千葉県産落花生の栽培用種子を一般向けに販売開始いたしました。落花生栽培は家庭菜園、プランターでもできます。あなたも千葉の美味しい落花生を育ててみませんか?
落花生栽培は見て楽しい、食べて美味しい。
暖かい地域では4月下旬から、涼しい地域では5月下旬ごろに種を植えます。プランターの場合はできれば深さ50~60cmの少し大型の物を利用します。6月下旬には黄色い小さな可愛らしい花が咲きます。
花がしぼんだ後は花の根元の部分が伸び地面に潜り地中に実を付けます。落花生という名前は「花が地中に落ちて実が生まれる」様子から名付けられ、その名前の由来を追うことができます。
順調に育てば9月下旬~10月ごろに収穫できます。収穫したばかりの落花生は水分を多く含んでいて茹でると柔らかくて美味しい茹で落花生になります。地中から掘りとったばかりの落花生。カビが生えやすいので長期保存には後述の乾燥作業が必要です。
焙煎落花生や来年の種にするには乾燥が必要。反転させ畑の上で1週間ほど1次乾燥、さらに1ヶ月ほどカラカラになるまで2次乾燥させます。2次乾燥は量が少なければ落花生をもいで風通しの良い軒下などで乾燥、量が多ければ畑の上に「野積(ぼっち)」を作って乾燥させます。
上写真が「野積(ぼっち)」。冷たく乾燥した秋風でじっくり乾燥させることにより旨みが増す、昔ながらの落花生の乾燥方法です。
2種類の千葉県産落花生の種をご用意。
種は「千葉半立(ちばはんだち)」と「中手豊(なかてゆたか)」の2品種をご用意しました。どちらも千葉県で広く栽培されている千葉県を代表する落花生です。
迷ったら最初は中手豊をお勧めします。
●千葉半立(ちばはんだち)
とても香ばしく、甘味が強い濃厚な味で落花生王国千葉県を代表する品種。千葉半立はその名の通り、体が半分立つ(半分寝た状態になり広く広がる)ので株間を少し広めに取る必要があり、その分同じ面積の畑から収穫できる量が少なくなります。味の評価は高いですが栽培が少し難しく収穫量も少ないため高価です。国産落花生では最高級品種の一つです。歴史も古く「千葉県産落花生」ブランドを確立した品種といっても過言ではありません。ただ、少し小粒で殻に黒い斑点模様がつきやすいため見栄えはあまり良くありません。価格が高い・見栄えが良くない・小粒な為あまり詳しくない人は敬遠しがちですが、逆に見た目よりも味にこだわりのある通の方ほど選ばれる品種です。
●中手豊(なかてゆたか)
千葉半立に比べややあっさりとした味わいの中手豊は、やや大粒で見栄えも良く、殻も白くきれいに育ちやすいので贈り物に大変喜ばれます。 収穫量も千葉半立に比べ2割くらい多いため、千葉県産の落花生でもお手頃。 味が良く、器量良く、お求め安い、三拍子揃った落花生の優等生。茹で落花生にしても美味しくいただけます。一般的に千葉県産落花生とだけ表記されている商品はこの中手豊の場合が多いです。千葉半立よりも1ヶ月ほど早く収穫されるので、いち早く新豆を味わう事ができます。
千葉半立と中手豊の違い早見表
千葉半立 | 中手豊 | |
風味 | 濃厚 | あっさり |
価格 | 高い | お手頃 |
大きさ | やや小粒 | やや大粒 |
殻・実の固さ | 固め | 柔らかめ |
渋皮の裏の色 | 茶色い | 白い |
殻の色 | 黒い斑点がつきやすい | 比較的白く栽培できる |
収穫時期 | 遅い(10~11月頃、開花から90~95日) | 早め(9~10月頃、開花から75~80日) |
同面積あたりの収穫量 | 少なめ | 多め |
栽培の難しさ | 少々難しい | 比較的易しい(※掘り遅れると味が落ちます。) |
こんな方にお勧め | 濃い味好き、グルメな方。 | あっさり味好き、ギフト向け。 |
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